こんにちは!編集長の於あさです。
今回は「がね」についてご紹介いたします!
「がね」は、さつまいもを主材料とした、見た目がカニ(鹿児島弁で「がね」)に似ていることから名付けられた、かき揚げ風の鹿児島県の郷土料理です。
◇特徴
・細長く切ったさつまいもがたっぷり使われており、加熱することで甘くほくほくとした食感が楽しめます。
・衣をつけたさつまいもを油で揚げた形が、カニの足のように見えるのが特徴です。作り方によっては、よりカニの形に似せて作ることもあります。
・衣に砂糖や醤油などで甘めの味付けがされていることが多く、おかずとしてはもちろん、おやつとしても親しまれています。また冷めても美味しいです。
・さつまいもの他に、人参、ニラ、ごぼう、生姜、いりこなどを加える家庭や地域もあります。また、衣の材料も小麦粉だけでなく、もち米粉や米粉、そば粉などを使う場合があります。その土地や地域、家庭によって違う「がね」が楽しめるかもしれません。
◇作り方(一般的な例)
材料準備
・さつまいも:細めの千切りにする(水にさらす)
・人参、ニラなど(お好みで):さつまいもと同じくらいの長さに切る。
・衣:小麦粉、もち米粉(または米粉)、砂糖、醤油、塩、卵、水などを混ぜ合わせます。
※分量は…てげてげ(適当)
水の量のポイントは具材に衣がまとわりつく程度に調整します
・揚げ油:適量
手順
①切ったさつまいもと他の具材をボウルに入れ、衣を加えてよく混ぜ合わせます。
②油を170℃程度に熱する
③混ぜ合わせた具材を木じゃくしなどですくい、カニの足のように細長く形を整えながら油の中に落とします。
④2~3分ほど揚げ、裏返して全体がきつね色になり、さつまいもに火が通ったら油を切って取り出します。
「がね」は各家庭で出ることもありますが、スーパーやデパート、学校給食でも出されているようです。
外はカラッとし、中はホクホクで甘みもありとても病みつきになる味です。
好みは分かれますが、お酒のお供にもいいです!
さつまいもの素朴な甘さと、揚げた香ばしさが懐かしい、さつまいもの名産地である鹿児島ならではの温かい味わいの郷土料理です。
ぜひ一度味わってみてください。